ICT職公務員として面白いことを、そしていい仕事をするために
オンライン市役所サポーター
竹村彰太郎さん(兵庫県伊丹市)

官民双方の経験がもたらした、「情報がないことへの危機感」
公務員歴は通算で8年目になります。2つの自治体で働いた後、民間のSEを経験し、2022年1月から現職に就きました。新卒で入った当初から情報システム関連の部署だったわけではなく、30歳のとき福祉部門から急に情報部門で勤務することとなりました。最初は知識もないなかで地獄のような状況を味わいましたが、働きながら学び、同時に様々な資格も取得をすることで、4年かけて成長することができました。
その後、福祉部門へ異動となりますが、情報部門としてのキャリア形成を求め、民間のSEに転職しました。ただ、SEは人と会うことが少なく、閉じられた空間での仕事が多く、人脈の大切さを痛感することに。このままだと腐ると思いましたね。案の定、民から官に戻ったときに、状況が結構変わっていて、「2年でこんな変わるのか」「これについていかなきゃ」という気持ちになりました。
オンライン市役所のことは、「報道ランナー」という関西のテレビ番組で、公務員同士がコロナ関連の情報共有をしているという特集がされているのを見て知りました。元々、人脈を広げたいと強く思っていた分、すぐに入庁を考えました。他自治体の方と繋がれることは、アイデアをいただけたりだとか、逆に自分が情報を発信することで新しく得られることがあったりするなと思っています。他の方が悩まれていることを聞くと、それは自分の考えなかった視点であったりもしますので。
熱い、オンライン市役所
2月中旬にあったオンライン市役所の庁内放送に出たときに「(採用されてから)1ヶ月半で出演は最速ですね」と言われました笑。
活動の中でモチベーションの高い人の話を聞けるのも、ものすごく魅力的で、オンライン市役所に同期で入庁した方は、早速自分の働く村の紹介をされていて、すごいなぁと感じました。なかなか熱いなぁと。課としては、パワポ課、グラレコ課、人事企画課に所属し、それぞれ活動に参加させていただいています。3月には、オンライン市役所内の企画で大学生向けにお話しをさせていただく予定で、そちらも楽しみです。どこかの機会で、自治体DXについて熱い議論も交わせたらいいなぁと楽しみにしています。
能動的に参加することで、いいものが手に入る場所
これまで転職をしていく中で、面白いことを、そしていい仕事をやりたいという思いが強くなりました。その一つのツールとしてオンライン市役所があると考えています。オンライン市役所のようなものの基盤を支えるには結構お金がかかると思うし、いいものにはお金を出したい。自分がその基盤を支えて、参加をできる機会を確保するためにも、という気持ちでサポーターになりました。他の文化に触れることで、よりよい仕事の方法が見つけられるのかと。オンライン市役所がすべてではないですが、能動的に参加することで、いいものが手に入る場所であると感じています。
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引き続き、サポーターになってくれる方を募集しています!活動に共感してくれる方、オンライン市役所の活動をサポートしてくださる方、ぜひご登録いただけますと幸いです!