社会教育×学校図書館×オンライン市役所
オンライン市役所サポーター
杉山直康さん(静岡県・教員)

社会教育への関心
現在、静岡県立掛川工業高校で日本史の教員をやっております。以前、県の教育委員会社会教育課で勤務した経験があり、社会教育や大人の学びに興味があります。
2021年7月頃よりオンライン市役所に参加しています。静岡県会の発足では、立ち上げ隊の一人として関わり、月1回の定例会にも参画させていただいています。これまでも、県内在住の日本人学校での勤務経験者や地域おこし協力隊から移住された方にスピーカーをお願いして、グローバルからローカルまで幅広いテーマで交流を深めています。
他にも共育課や歴史ロマン探求課の活動などにも積極的に参加をさせてもらっていますが、オンライン市役所の活動はどれも、社会教育に通じるものがたくさんあるなと感じております。
図書館は学校のアジール(聖域)
学校では、図書館の活動に力を入れています。学校の中で図書館は、常に魅力的な場所でないと生徒が来ない。いかにお客さん(生徒)を呼ぶかが工夫のしどころになります。日頃忙しくて疲れてる高校生。そんな中で高校生がほっと一息つける場所にしたい。なので絶対に図書館の中では声を荒げない、生徒指導はしないと決めてます(笑)。
一緒に働く司書さんと、学校全体に図書館を推し出すための様々な取り組みをしてきました。家庭読書の推進活動、生徒の保護者が本を借りられる制度作り、手作りの図書館看板づくり、掛工図書館の風景写真配信などなど。近々、図書館の隣にカフェをつくれたらと、構想を練っています。これら図書館での取り組みは、オンライン市役所の庁内放送でも共有させていただきました。
学校の先生はそれぞれが深い知識を持っています。その先生方を巻き込んでボトムアップで連携ができたら、必ずものすごいことができるという想いがあります。まずは図書館という場を、徐々に学校のスペース全体へ浸食させていき、情報共有の場や憩いの場とすることを目論んでいます。
一石三鳥のオンライン市役所
静岡県会での活動もそうなのですが、イベントを企画すると本当にたくさんの人が集まってきてくれるのがありがたいです。「母屋を借りて庇で営業」をさせてもらえるような、本当にいい環境を提供していただいていると感じます。
実は、自分の娘も同時期にオンライン市役所へ入庁をし、一緒に県会へ参加させてもらったこともあります。同じzoomの画面で親子一緒に共演するのは恥ずかしかったですが(笑)。そんなこともありまして、オンライン市役所は自分にとって「学問的な興味追求の場」「情報収集の場」「親子の繋がりの場」と3つも美味しい場所となっています。
学校にいると周りの情報は少なくなっていくのですが、オンライン市役所に入ってからは、県で社会教育主事をやっていた時以上にいろんな情報が入ってきます。すごくいろんなことを学ばせてもらっていて、刺激ももらっています。また、そういう活動を、自分の子どもと同じ若い世代の人たちが中心になってやっているということで、それを全力で応援したいという気持ちもあります。
自発的な情報共有の場所を作ってくれたオンライン市役所の功績はすごいなと思います。今後のオンライン市役所がどういう方向に向かっていくのか、興味深々です。
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