リアルとオンラインを併用して、オンライン市役所を最大限活用
オンライン市役所サポーター
黒濱 綾子さん(徳島・鳴門市)

アンバサダー任命から始まった、オンライン市役所での活動
私は現在、鳴門市の保健師として、新型コロナワクチン関連の業務を行っています。業務を遂行する上では「誰一人取り残さない」ことを常に考え、障がいのある方や高齢者の方がきちんとワクチン接種を受けられるように努めています。また、保健師という立場から、感染症についての知見や、医師会との協議等をとおして、行政と医療と福祉をつなぐ役割を担っていることを意識しながら、業務にあたっています。
オンライン市役所は、よんなな会に参加していたこともあり、立ち上げの時期から参加していました。当時はよんなな会に参加している四国の方が少なく、「アンバサダーとして四国を盛り上げてほしい」と言われたこともあり、四国での輪を広げ、仲間づくりをしていくためにオンライン市役所に入庁しました。
サポーターになったのは、「ここってどうやって運営しているんだろう?」と思ったことがきっかけでした。毎晩いろいろな方とオンライン市役所で交流し、たくさんの人とつないでいただく中で、自分にもできることがあれば、と思いサポーター登録をしています。
リアルでこそ発揮される、オンライン市役所の真価
オンライン市役所での関わり方はオンラインで、という風にイメージしがちですが、私はリアルでのつながりも大切にしています。現在10近くの課に所属していますが、立ち上げから関わっている保健師とつながろう課では、リアルでの打合せが新たな課の立ち上げにつながるなど、リアルの大切さを改めて実感するものでした。
そんなオンライン市役所でのつながりに最も感謝したのが、熊本の豪雨災害のときです。保健師として現地に入ることになったのですが、コロナ禍で人の出入りが制限されており、入ってくる情報も少なく、不安に感じていました。そんなときに防災対策課のメンバーが、メッセンジャーで情報を提供してくれました。現地の道路状況やボランティアの状況等がリアルタイムで把握できたことが非常に心強く、また、リアルとオンラインの併用の可能性を感じました。
オンラインは、リアルで出会うきっかけ
オンライン市役所では、Zoomを介してやり取りする機会が多くありますが、新型コロナワクチンや熊本豪雨災害では、メッセンジャーを活用したリアルタイムな情報交換の大切さを実感しました。今後も、オンライン市役所内でのリアルな情報交換を活用していきたいと考えています。
また、オンライン市役所を介して出会った方とリアルでお会いして、仕事のことや子育てのことを話したり、一緒に趣味の活動をしたりというリアルの交流が、仕事で辛いときの支えになっています。オンライン上で、いい人だな、と思った人は、リアルで会うともっといい人なので、これからオンライン市役所を活用する方も、是非リアルな出会いを大切にしてほしいです。職場や家族には話しづらいことも、オンライン市役所でなら話せる仲間ができると思います。
※ ※ ※
引き続き、サポーターになってくれる方を募集しています!活動に共感してくれる方、オンライン市役所の活動をサポートしてくださる方、ぜひご登録いただけますと幸いです!